■甲状腺機能亢進症
甲状腺機能亢進症は、甲状腺の線種様過形成を特徴とし、甲状腺ホルモンの分泌量が過度に増加することでおこる病気です。
■甲状腺の役割
○基礎代謝率を向上させ、熱産生に寄与する。
○心臓の収縮力を増強する。
○脂肪の分解を促進する。
○消化管での糖の吸収を促進する。
○肝リパーゼの活性化によりコレステロールを低下させる。
■原因
魚を基本とした缶詰やレバー及び臓物を含有する食餌を食べている猫に多く見られる。
■症状
体重減少、多食、情動不安、活動亢進、衰弱、嘔吐、過度な毛つくろい、攻撃性、肝障害、痙攣,爪成長の亢進
併発:肥大型心筋症、腎不全など
■治療
坑甲状腺薬の投与、処方食の使用、併発症の治療